厚生労働省は6日、「上手な医療のかかり方を広めるための懇談会」を開き、議論の取りまとめに向けて意見交換した。広く一般に向けて医療現場の窮状を伝え、能動的な医療機関の選択と効果的な受診につながる提言を目指す。構成員からは、日本の質の高い医療の持続性が危機に瀕していることを訴え、無関心層にも行動変容を促す広報を求める意見や、相談窓口の整備・医療提供者間のタスクシェアなどを同時並行で進めるべきといった意見があった。17日の次回会合で議論の結果をまとめ、それを基に市民、民間、医療提供者、行政の役割を明確化していく。「医師の働き方改革に関する検討会」でも提言する予定。【吉木ちひろ】
続きは、会員の方のみお読みいただけます