日本医療機能評価機構は15日、医師が縫合などで手術創を閉じる前にガーゼのカウントを行ったにもかかわらず、患者の体内にガーゼが残存した事例57件(2016年1月から19年3月まで)のうち、43件で手術終了時にX線撮影が実施されたが、X線画像でガーゼを発見できなかったケースが26件あったことを明らかにした。こうした事例が発生した医療機関では、その後、ガーゼのカウントが合っていてもガーゼが残っている可能性があるという認識でX線画像を確認するといった対策を講じ、再発防止に努めているという。【新井哉】
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