2016年度診療報酬改定で注目されたのは、7対1病棟の行方でした。中でも「重症度、医療・看護必要度」（以下、看護必要度）の項目の見直しと要件厳格化が図られ、どのような病院が急性期を担うのかが、注目されています。同時並行で、地域医療構想の策定も各都道府県で着々と進められています。


　DPCマネジメント研究会の第21回学術大会では、東邦大医学部医療政策・渉外部門の小山信彌特任教授が「2016年度診療報酬改定とDPC」をテーマに講演しました。小山特任教授はこの中で、16年度改定に伴い、暫定調整係数の激変緩和対...