厚生労働省は29日、2024年度の医療法人の経営状況の詳細を中央社会保険医療協議会・総会に報告した。本業の医業収支が赤字だった診療所の割合は前年度から12.1ポイント拡大し、43.4%となった。赤字病院の割合も5.1ポイント拡大し、58.3%と6割近くを占めた。病院の機能別では回復期を除いて赤字割合が拡大した。【松村秀士】
このデータは、25年7月時点で医療法人経営情報データベースシステム(MCDB)に取集されている情報を基に分析したもの。それによると、医療法人が経営する848病院の24年度の医業利益率(平均値)はマイナス0.9%で前年度から0.7ポイント悪化した。中央値では
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