東京都は4日、外出時に必要な見守りを怠り利用者を死亡させたなどとして、社会福祉法人滝乃川学園(東京都国立市)に対して障害者支援施設の施設入所支援での新規利用者の1年間の受け入れ停止の行政処分を行った。
都によると、同学園が運営する障害者支援施設「滝乃川学園成人部」の職員が外出支援の際に利用者への必要な見守りを怠ったことにより、知的障害のある利用者が死亡する事故が発生した。
また、管理者は約9年間、外出支援時に職員が危険な支援を常態的に行っていたことを一切把握しておらず、従業員や業務の管理などを一元的に行っていなかった。事故後の再発防止策が徹底されておらず、従業員への必要な指揮命令を適切に行っていなかったことも監査で判明した。
都では、これらが障害者総合支援法の人格尊重義務違反や運営基準違反に該当すると判断。4日から2027年2月3日まで、「滝乃川学園成人部」の施設入所支援での新規利用者の受け入れ停止を求める処分を行った。
滝乃川学園は、1891年に日本で最初に創立された知的障害児者のための社会福祉施設。4日付で、「尊い命を守ることができず、このような事態を招きましたこと、深く反省し心よりお詫び申し上げます」とのコメントを出した。また、再発防止策を講じている最中で、組織を挙げて改善を図る意向も示している。
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