迅速な経営判断を可能にする一元化ダッシュボード
病院DXの理想形へ「freee」を導入 水生会柴田病院 PR

労働人口の減少などを背景に、医療現場でのDX化の推進は急務だ。会計・人事労務のクラウドサービス「freee」を提供するフリー株式会社は、病院へのサービス提案に力を入れている。特に、切れ目のない医療と介護の提供によって、地域包括ケアの展開を目指す医療法人に向けて経営状況を一覧化できる新サービス『freee for 医療』は、全国の医療法人のバックオフィスを支える。山口県山口市にある水生会の柴田病院では、医療から介護まで広範にわたる事業運営のアップデートを図るべく、freeeを選択した。理事長の柴田三大(しばた みつひろ)氏は、病院DXの先駆者になると語る。
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freeeの大きな特長は、会計と人事労務関係で幅広いデータやシステムとAPI連携できる点だ。例えば、銀行口座や勤怠管理、給与管理、決算支援アプリ、Googleスプレッドシートなど。
データ入力は一度で完結するため、複数システムへの転記作業は不要となる。勤怠データから給与計算までをワンクリックで連携でき、税金や社会保険料の計算も自動化。処理スピードが飛躍的に向上するだけでなく、計算ミスや作業漏れの防止にもつながる。
柴田理事長は、freee導入の背景について、長年親しんできたルービックキューブから着想を得た「六面体」というDXのビジョンを挙げる。ルービックキューブは、正面から見える三面がそろっていても、裏側の三面がそろっていないことも少なくない。その点freeeは、API連携の柔軟性をはじめとする多くの強みを備え、全ての面が整った「理想の六面体」が実現できる。そう判断し、柴田理事長はシステムの全面切り替えに踏み切った。これにより、水生会が経営する病院事業および介護老人保健施設やデイサービス等の介護事業など、複数の事業の経営状況がfreeeに一元化され、経営判断の高速化が期待できる。
六面体のうち三つの面は、牛丼チェーンのウリになぞらえた「うまい、はやい、安い」だ。質の高いAPI連携により業務の標準化と職員の事務レベルの底上げが図れる点と、セキュリティの強さが「うまさ」。業務効率化に加え、教育や引き継ぎのスピード向上につながる点が「はやさ」。そして、クラウド上でのアプリケーションの設計や開発、運用を前提とするクラウドネイティブでのサービス提供によりオンプレミス型よりも低コストで、教育コストも抑えられる点が「安さ」である。
四つ目の面は、この三拍子がそろうことで現場の部署間のコンフリクトが解消し、円滑な業務・快適な仕事によって生まれる「スマイル」。さらに、バックオフィス部門の「局所最適」と、経営判断を迅速にする「全体最適」が加わることで、理想の六面体が完成する。
■業務効率化の先に見える「経営課題の解決」
柴田理事長が重視するのが「医療法人経営における全体最適の実現」だ。医療現場では、部分最適にとどまっているケースが多く、見守りや配薬確認など優れた個別アプリが存在しても、それらを統合し、組織全体としてDXを推進する仕組みが不足しているケースが多いという。「DX化が進む他業界と比較し、ガラパゴス化している医療業界の縮図ではないか」と指摘する。
水生会では、全体最適の実現にむけたDX投資を積極的に実施している。25年4月に柴田病院でクラウドネイティブの電子カルテを導入。今後介護施設などの介護請求システムもクラウド化し、収入を管理するこれらのシステムと、支出を担うfreeeをデータ連携する構想を描いている。
従来のオンプレミス型システムでは、分散管理されたデータを突き合わせる膨大な手作業が必要で、管理部門の負担が大きく、経営実態を正確に把握し、スピード感をもって戦略を練る上でも課題があったという。こうした状況を打破するため、柴田理事長はfreeeの一元化ダッシュボードを最大限活用し、全体最適を追求する。
■先駆者になろうと決意、新たなモデルケースに
DX推進には、慣れ親しんだ業務の進め方を変えることになるため、現場からの抵抗感も。ただ、そのような現場との軋轢を恐れず、柴田理事長は「まずはトップが一石を投じることが重要だ」とDXを推進する。新システムの導入の際には、メリット・デメリットを示し、経営状況や将来ビジョンを共有した上で、「未来のために必要だ」と訴える。現場からは「次期尚早では」「今までのやり方のままで良いのでは」といった声が必ず上がるが、それらを丁寧に受け止めた上で、「価格」「将来性」「安全性」を軸に最終的な判断を下す。
そこで重視するのが「最善の次策」という考え方だ。理想が15の水準でも、現場が受け入れられるのが8であれば、その中間である10を目指す。理想を押し付けるのではなく、現場の反応を踏まえながら調整し、「最低限」ではなく、「中間の理想」で前に進むことが重要だという。「とにかくDXを前に進めること。進めば、次の景色が見えてくる」と力を込める。
病院経営は病床数や診療報酬、人員配置基準など制約が多く、徹底したコスト管理が欠かせない。その点でfreeeは強力なツールとなる。一方で、訪問診療や外来といった数量制限のない機能や、自由度が高い有料老人ホームの価格設定などで収益を高め、さらなる投資につなげていきたい考えだ。
そのためにも、経営指標を瞬時に深堀りできるダッシュボードは不可欠であり、freeeの本格導入後は超高速のPDCAサイクルを回し、全体最適を一気に推し進める構えだ。
医療と介護事業を展開する複合型の中小規模の医療法人には、理想のDXモデルを見つけることはできなかったと、柴田理事長は振り返る。だからこそ、「自分たちが先駆者になろう」と決意した。
収入と支出の両面からDXに踏み出した柴田病院。その挑戦は、厳しい経営環境が続く医療・介護業界を生き抜くための、有力なモデルケースとなりそうだ。
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