厚生労働省の「専門医の在り方に関する検討会」（座長＝高久史麿・自治医科大学長）は1日に会合を開き、2008年度に「医療における安心・希望確保のための専門医・家庭医（医師後期臨床研修制度）のあり方に関する研究班」の主任研究者を務めた土屋了介・がん研究会理事からヒアリングを行った。土屋氏は、同研究班が構想した医師の専門性の確立などを目指す第三者機関について説明した。


　同研究班は、専門医と家庭医の質の確保などを目的に、08年度の厚労科学特別研究事業として設置された。研究班が取りまとめた報告書では、▽医学生の卒後教育プログラムの評価▽卒後教育を実施する医療機関の偏在解消－などの機能を担...