厚生労働省は23日に開催した「急性期医療に関する作業グループ」に、高齢者の在院日数についてのデータを提出した。それによると、退院患者の年齢別の平均在院日数は、75歳以上で30.6日となり、全年齢の21．1日を大きく上回った。65歳以上は、27．1日だった。厚労省は、「平均在院日数は、一部疾患を除き、年齢が高いほど長くなっている」としている。


　このデータは、厚労省の2008年患者調査を基に、医政局が作成した。疾患別では、「精神及び行動の障害」が年齢による区分の75歳以上で65.4日と最長で、65歳以上では56.9日、全年齢でも43.4日だった。75歳以上で在院日数が長い疾患は...