九州大病院（福岡市東区）は5月1日、24時間体制の「小児救命救急センター」を開設する。同センターの設置は、4月1日に指定を受けた熊本赤十字病院（熊本市）に次いで全国6例目。重篤な小児を受け入れるため、6床の小児集中治療室（PICU）を設置した。北部九州地域の小児救急医療の“最後の砦”として、救急隊による搬送患者やほかの病院からの重篤患者を受け入れる。


　小児急患に対して同大病院は、これまでは既存の救命救急センターで対応してきた。新設される小児救命救急センターでは、4人の小児担当医が中心となり、救命救急センターのスタッフや小児科の各専門グループ、小児外科、心臓外科、...