全国的に看護師が不足する中、神奈川県立病院機構が研修の充実や離職理由の分析を行うことで、看護師の離職率を半減させていたことが分かった。同機構は、離職防止策と並行して積極的な採用活動を展開。19回の学生向け説明会、12回の採用試験をそれぞれ実施するなどして140人を超える看護師の大量採用につなげ、今年度は前年度並みの職員数を確保した。


　同機構が公表した2012年度業務実績報告書によると、12年4月1日時点で292人だった医師のうち13年3月末までに73人、看護師も同時期に1507人のうち166人が退職。コメディカルや事務職などを含めた全職員2341人のうち287人が3月末まで...