東京都が災害拠点病院を新たに6施設指定する目標を決めたことが、29日までに分かった。首都直下地震などによって都内で最大約1万人が死亡、約15万人が負傷するとの想定を踏まえ、都は災害時における医療機能の強化が必要と判断。現在79施設ある災害拠点病院を2015年度までに85施設に拡充する方針だ。また、BCP（事業継続計画）についても、すべての災害拠点病院が17年度までに策定できるよう支援を行っていくという。【新井哉】


　今年修正された都地域防災計画では、医療救護所では対応できない重症者や特殊な医療を必要とする人について、「災害拠点病院などに搬送して治療を行う」と記載。業務についても、重症患者の収容能力の拡大や、ライフライ...