医薬品や医療機器などの開発において、融資などで研究を支援する日本医療研究開発機構（AMED）と、最終的な承認審査を担う医薬品医療機器総合機構（PMDA）は19日、医薬品や医療機器、再生医療製品などの研究成果をよりスムーズに実用化することを目的とした連携協定を締結した。今後は、AMEDが支援する研究を決める条件に、PMDAと研究チームの相談を加えるなど、より多くの研究の実用化に向け連携を図る。【真田悠司】


　PMDAによると、これまで、大学や医療機関が進める研究の中には、実用化が具体的に視野に入っていないためデータの取得方法や研究計画などが、審査に耐え得るものになっていないケースがあったという。連携協定では、PMDA...