2010年4月から今年3月までの5年間で、介護ベッドや電動車いすなどの福祉用具の使用中に事故を起こし、死亡したり、けがをしたりした高齢者は135人いることが17日までの製品評価技術基盤機構（NITE）の集計で分かった。NITEでは、福祉用具を使う高齢者や障がい者の場合、事故を起こすと重大な結果に至る傾向が強いことから、介護ベッドや電動車いすの事故防止のポイントなども併せて発表した。【ただ正芳】


■重傷51人、軽傷は35人 　この5年間でNITEに通知された福祉用具の事故のうち、65歳以上の高齢者がかかわる事故は147件で、人的被害があった事故は134件あった。事故で被害を受けた人は135人で、その内訳は「死亡」が49人、...