東北地方で、乳幼児に肺炎などを引き起こすRSウイルス感染症の流行が本格化している。宮城や福島など6県がまとめた16日から22日までの週の患者報告によると、青森と岩手、秋田、福島の4県で前週を上回った。山形と宮城の両県でも患者報告が多い状態が続いている。2週連続で増えた岩手県は「調査が始まって以降最多の報告数」として警戒を強めている。【新井哉】


■東北6県で最多の福島、県内全域で流行 　16日から22日までの週の小児科定点医療機関当たりの患者報告数は、青森県で前週比29％増の2.0人、福島県で28％増の5.59人、秋田県で24％増の2.89人、岩手県で9％増の2.95人。山形県では...