出荷が自粛されている化学及血清療法研究所（化血研）の日本脳炎ワクチンについて、厚生労働省は26日、厚生科学審議会感染症部会にワクチンの品質や安全性の確認状況を示し、出荷自粛の解除が了承された。これを受け同省は同日、出荷自粛要請を解除した。今年10月にもメーカーの在庫が医療機関への納入量を下回ることが予測されていたが、化血研の製品が出荷されることでワクチン不足は回避される見通しだ。【新井哉】


■一部の医療機関で接種予約制限、厚労省に問い合わせも 　日本脳炎ワクチンをめぐっては、一部の医療機関で十分な量のワクチンを確保できず、接種予約を制限する動きが出ていた。厚労省にもワクチンの供給などに関する問い...