中央社会保険医療協議会は14日の総会で、後発医薬品がある特許切れの先発薬(長期収載品)を希望する患者が負担する「特別の料金」について議論し、支払側委員は後発医薬品との価格差の全額まで負担額を引き上げるのが妥当だと主張した。一方、診療側は慎重な検討を求めた。【松村秀士】
長期収載品は2024年10月以降、選定療養の1つに位置付けられ、それの処方・調剤を希望する患者は、後発薬の最高価格との差額の「4分の1」に相当する特別の料金を支払うことになった。
後発薬の数量シェアは、この選定療養の仕組みの運用が始まる前の同年9月は86.6%だったが、開始以降は大幅に上昇し、25年3月現在は90.6%。厚労省では、
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