糖尿病の強い疑い 推計約1,100万人
厚労省調査
厚生労働省が2日公表した2024年の国民健康・栄養調査の結果では、糖尿病が強く疑われる20歳以上の人は推計約1,100万人いることが明らかになった。
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20歳以上の男性3,260人のうち、糖尿病が強く疑われる人の割合は17.7%で、女性(4,220人)では9.3%だった。また、糖尿病の可能性を否定できない人は推定約700万人いて、糖尿病の可能性を否定できない人の割合は男女ともに8.2%。
糖尿病を指摘されたことがある男性680人のうち、治療を現在受けている人の割合は73.1%、女性(583人)では60.5%だった。ほかの年代よりも、30-40歳代では治療を受けていない人の割合が高かった。
収縮期(最高)血圧の平均値は126.4mmHgで、男女別にみると男性が129.8mmHg、女性は123.8mmHgという状況だった。
食塩摂取量の平均値は9.6グラムで、この12年間で最も低かった。ただ、健康日本21(第三次)での目標値(7グラム)よりは依然として高かった。野菜摂取量の平均値は258.7グラムで、年齢が高い層で摂取量が多かった。
国民健康・栄養調査は、健康増進法に基づき厚労省が毎年実施。国民の身体の状況や栄養摂取の状況、生活習慣の状況を明らかにし、国民の健康増進の総合的な推進を図るための基礎資料を得るのが目的。
医療介護経営CBnewsマネジメント
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