生成AI活用、年5,472時間の業務効率化を実証
長野市民病院
長野市民病院(長野市、400床)は、院内で運用する生成AIアシスタントを活用したことにより年間で5,472時間の業務効率化を実証したと明らかにした。医療現場の人手不足が深刻化する中、同病院では電子カルテと生成AIを直接連携させたモデルを構築。医療者が患者とより多く接することができる環境づくりを進めており、「今回の実証はその効果を裏付ける結果となった」としている。
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同病院は、2025年4月から26年1月までの生成AIアシスタントの利用実績に基づく効果測定を実施。生成AIアシスタントを積極的に活用している職員111人を対象に調査した。
その結果、年間で5,472時間、月平均で換算すると約456時間の業務効率化が図れたことが分かった。また、診療の質への影響を聞いたところ、「業務効率と診療の質の両方が向上した」が47.9%で最多。以下は、「業務効率が向上した」が46.6%、「診療の質が向上した」は4.1%だった。「変化なし」は1.4%にとどまり、ほぼ全ての職員が効率の向上や質の向上を実感していた。
同病院は、医師・看護師・メディカルスタッフ・事務職などさまざまな職種のニーズに合わせ、用途別に50以上の生成AIアシスタントを構築。これにより、診療文書の作成や情報収集、音声文字起こしを伴う記録作成など、多岐にわたる業務で時間短縮を実現した。
具体的には、紹介状(診療情報提供書)や退院サマリなどの下書きのほか、緊急患者受け入れのための過去カルテ一括即時要約、看護師の勤務スタート時やチーム医療の活動に必要な幅広い情報収集、患者説明やカンファレンスの音声文字起こしと記録作成などに活用されているという。
医療介護経営CBnewsマネジメント
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