厚生労働省は5日、偽造医薬品の流通防止に向け、薬局開設者らの順守規定を厳格化する改正省令を公布した。薬の受け渡し時にロット番号や使用期限の記録、相手の身分確認の徹底などを求めている。施行日は2018年1月31日。ロット番号と使用期限の記録については、対応の準備期間を設け、施行日を同年7月31日とした。【松村秀士】


　省令改正は、今年1月に発生したC型肝炎治療薬「ハーボニー配合錠」の偽造品流通事案を受け、厚労省の検討会が6月に公表した中間とりまとめを踏まえたもので、「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律施...