厚生労働省がまとめた2017年社会医療診療行為別統計によると、医科入院の1日当たり点数は、DPCが5862.2点でDPC以外の2338.9点の2.5倍に達していることが分かった。DPCは手術の構成割合が高く、DPC以外はリハビリテーションの構成割合が高い。また、この統計がDPCレセプトのデータを取り始めた06年に比べると、DPCは26.1%増加したのに対し、DPC以外は8.4%増にとどまっている。【ライター 設楽幸雄】
医科入院の1日当たり点数でDPCがDPC以外の2.5倍となったのは、DPCは200床以上の病院が56%を占める上、200床未満も含めて急性期医療を中心としているのに対し、DPC以外では大部分が200床未満で療養病床を持つ病院も多く、さらに有床診療所も含まれていることが要因とみられる。
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