2018年度医療費の中で調剤医療費は16年度に次ぐマイナスが見込まれるが、技術料部分は16年度と同様に1%程度の伸びが確保されそうだ。厚生労働省がまとめた「最近の調剤医療費の動向―平成30年7月号」で、4-7月実績が前年同期比1.0%増となっている。調剤基本料は▲3.6%だが薬学管理料が9.0%増で、技術料トータルで1.0%増。薬剤料が▲4.6%で、調剤医療費全体としては▲3.2%となった。【ライター 設楽幸雄】
18年度調剤医療費のうち技術料の伸びは16年度とほぼ同様に1%程度となっているが、その中でも、調剤基本料のマイナス幅は16年度に比べて少なく、一方で、薬学管理料の増加の幅も16年度に比べて少ないという違いがある。
両者のバランスで、技術料全体としての伸びは、16年度も18年度もほぼ1%程度という形だ。
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