厚生労働省の「最近の調剤医療費の動向」の2018年11月号によると、処方箋1枚当たりの調剤技術料のうち、「薬学管理料」の構成割合が初めて20%を超え、20.8%となった。「患者のための薬局ビジョン」に基づく2回目の調剤報酬見直しとなった18年度改定の結果だ。「対物業務から対人業務へ」をキーワードにした「かかりつけ薬剤師」の評価拡大と次回改定で焦点が当てられている調剤料の大胆な適正化により、薬学管理料の構成割合がさらに高められていくのは確実だ。【ライター 設楽幸雄】
18年度4-11月の調剤医療費から、処方箋1枚当たりで薬剤費を除いた技術料全体を100%とすると、調剤基本料(各種加算を含む)と調剤料、調剤料に対する加算料を合わせた「調剤技術料」は79.2%で、80%を割り込んだ。
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