財務省の財政制度等審議会は16日、財政制度分科会の中に設置した歳出改革部会の初の会議を開催し、文教・科学技術と社会資本整備について議論した。財務省は、大学教育の実態として、シラバス(授業計画)が十分でなく教育の質を保証できていない大学があると指摘。特に6年制薬学部の薬剤師国家試験合格率に100%から19%まで大きな差があることを問題とした。【ライター 設楽幸雄】
文教・科学技術の議論で財務省は、消費税引き上げに伴い2020年度から政府として取り組む予定の高等教育に関する負担軽減に関連して「さらなる負担軽減が必要」との指摘があることに対し、「進学率の現状や教育の質への影響を踏まえ、どのように考えるべきか」との視点を提示。
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