大塚ホールディングスは、世界初の「アルツハイマー型認知症に伴うアジテーション治療薬」として開発を進めている「AVP-786」について、3種の第3相試験のうち、2019年3月に公表した最初の試験結果でプラセボに対して統計学的な有意差を示したのに続いて、2番目の試験を9月にも終了する。2つの試験結果により、米欧で承認申請する予定だ。19年度中の申請予定は現時点ではないが、入ってくる可能性がありそうだ。【ライター 設楽幸雄】
アルツハイマー型認知症患者の多くが、過剰行動、暴言、暴力などの行動障害(アジテーション)を起こすとされる。AVP-786は、それらの症状の改善を狙うもので、承認されれば世界初のアルツハイマー型認知症に伴うアジテーション治療薬となる。
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