日本薬剤師会(日薬)の調査によると、新型コロナウイルス感染症の影響によって薬局の5月の調剤報酬が前年同月と比べて11.6%減少した。薬学管理料を含む調剤技術料も18.8%、特定保険医療材料料と合わせた薬剤料も8.9%のそれぞれ減。一方、電話や情報通信機器を用いた服薬指導の実施回数は4月から急増し、5月は2,890回行われた。【松村秀士】
日薬は、新型コロナの影響による薬局経営への影響を把握するため、薬局208カ所を対象に調査を実施。集計結果(暫定値)を明らかにした。
それによると、処方箋受付回数は、2月が前年同月比0.7%減、3月は12.7%減、4月は21.4%減、5月は24.3%減と、月が経つほど減少幅が大きくなっていることが分かった。
調剤報酬は、前年同月と比べて2月がプラス4.3%だったが、それ以降は3月が1.1%、4月が6.4%、5月が11.6%のそれぞれマイナスとなった。
(残り329字 / 全722字)
この記事は有料会員限定です。
有料会員になると続きをお読みいただけます。
【関連記事】