新型コロナウイルスの感染が夏の間に拡大して医療提供体制の逼迫を招く恐れがあるとして、厚生労働省は、特定の医療機関に負担を偏らせないように地域での入院医療の役割分担を改めて確認・明確化するよう求める事務連絡を各都道府県などに出した。【兼松昭夫】
その中で厚労省は、医療機関の間で円滑な入院調整を行うには、
▽症状が悪化した際のいわゆる「上り搬送」
▽症状が軽快した際の「下り搬送」
▽妊産婦や認知症がある患者、がんの治療や透析を受けているなど、特別な配慮が必要な患者
-の受け入れなどで地域の医療機関が役割分担することが重要だとしている。
事務連絡は24日付で、コロナの感染拡大の局面にも対応できる医療体制を整備するため、
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