DPC対象病院が算定する1日当たりの包括点数は機能評価係数IIと救急補正係数、医療機関群ごとに設定される基礎係数などを合算した「医療機関別係数」を乗じて計算する。
DPC対象病院ごとの機能評価係数IIと救急補正係数は診療実績に基づき毎年見直すことになっていて、厚労省が28日、6月1日以降に適用する値を告示した。
それによると、機能評価係数II・救急補正係数・基礎係数の合計値は、標準病院群(1,501病院)ではトヨタ記念病院(愛知県豊田市)の1.2200が最大で、最小の病院は1.0149になる。
また、機能評価係数IIの4項目の合計値は「宮崎県立延岡病院」(延岡市)の0.1520が最大で、最小は0.0073。救急補正係数は社会医療法人社団慈生会等潤病院(東京都足立区)の0.0734が最大で、9病院はゼロになる。
診療報酬の変動を緩和するため改定から1年間に限り設定する「激変緩和係数」は、全病院で一律ゼロとされる。
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