ナッツアレルギー誘発する摂取量を解明
成育医療センター
国立成育医療研究センターは、アレルギーセンターの研究チームがナッツ類アレルギーを引き起こす摂取量を明らかにしたと発表した。より少ない量で症状が出る傾向があるとしている。
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同センターの福家辰樹医師らの研究チームは、2013年-23年に同センターの患者に行った1,275件の試験のデータを用いて、全体の5%が症状を起こすと推定される摂取量(ED05値)を算出した。その結果、「ED05値」はピーナツが4.88mg、カシューナッツは0.53mg、クルミは4.37mgだった。
さらに、13年-19年と20年-23年の「ED05値」を比べたところ、19年以前は14.94mgだったクルミの「ED05値」が20年以降は3.26mgに減少。「以前より少ない摂取量で症状が引き起こされることが分かった」としている。
ピーナッツとカシューナッツでは期間による有意な減少は認められなかったが、減少傾向は見られたという。
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