厚生労働省は、認知症の普及啓発のためのフォーラムを2026年1月と2月に開催する。認知症と共に希望を持って生きるという「新しい認知症観」への理解を広めるのが目的で、認知症の本人やその家族、医療・福祉団体、行政機関などの関係者らの参加を呼び掛けている。
フォーラムは自治体などとの共催で、26年1月30日に北九州市、2月20日に静岡県藤枝市で午後1時30分から3時30分まで実施する。方法はいずれも、会場参加とオンライン参加のハイブリッド形式。
プログラムは、「認知症希望大使」や地元の認知症の人同士が語る講演会のほか、認知症本人の写真・作品展など。参加申込みの方法などの詳細は、改めて周知する。
「新しい認知症観」とは、認知症になってもできることや、やりたいことがあり、住み慣れた地域で仲間などとつながりながら希望を持って自分らしく暮らし続けることができるという考え方。24年12月に閣議決定された認知症施策推進基本計画で示された。
フォーラムでは、前向きに自分らしく生きている認知症の人が「新しい認知症観」を分かりやすく解説。参加者に自分事として理解してもらう狙いがある。
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