千葉大などは、ぜんそくや関節リウマチなどの疾患に見られる慢性炎症の原因となるタンパク質を新たに特定したと発表した。
同大大学院の平原潔教授らの研究グループは、「HLF」と呼ばれるたんぱく質が、炎症反応を担う免疫細胞を特定の組織に定着させる司令塔として機能することを、マウスを使った実験で初めて解明した。
今回の研究は、慢性炎症の発症の仕組みを分子レベルで解明したもので、新たな治療法の開発につながる可能性が期待されるとしている。研究成果は12月11日付の国際科学誌「Science」で公開された。
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