診療所開業・継承で最大1千万円補助 山形県米沢市
県の補助金との組み合わせも可
山形県米沢市は、市内に診療所を新規開設・承継しようとする医師を対象に開設の費用を最大で1,000万円補助している。主たる診療科が小児科・泌尿器科・耳鼻咽喉科のいずれかが対象で、これまで3人への交付が決定している。
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支援の対象となるのは、建物や駐車場の新設・取得・改修などに必要な経費のほか、医療機器や什器備品の購入費、診療所の運営費、その他診療所運営にかかる経費などで、土地の取得にかかる経費は対象外。対象経費の3分の2まで(上限1,000万円)補助する。
補助の要件は、▽開業または承継後10年以上診療を継続する見込み▽米沢市医師会に加入する▽米沢市が行う医療・保健・福祉・介護に関する事業などに積極的に協力する▽市税に滞納がない-を全て満たすこと。補助金の申請は事業に着手する前に行う必要がある。
米沢市は、山形県から「重点医師偏在対策支援区域」に指定されていて、県が実施する診療所の承継・開業支援事業の対象地域となる。この事業には、施設整備や設備整備、地域への定着支援などの支援メニューがあり、最大で数千万円規模の県の補助金を条件によって受けられる。
米沢市では、「県の補助金と組み合わせて受け取ることもできるため、開業や承継に必要な費用を大幅に軽減することができる」としている。
米沢市が診療所の開業・承継への支援を行う背景には、開業医の高齢化がある。2022年の市の医師数は人口10万人当たり201.0人で、全国平均(274.7人)や山形県(252.2人)を大きく下回っている。また、19年に52カ所あった市内の診療所は、開業医の高齢化に伴う閉院により25年に44カ所に減少した。
医療介護経営CBnewsマネジメント
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