障害者就業支援職、約9割が支援の限界を経験
民間調査
障害者雇用総合コンサルティングサービスなどを手掛けるスタートライン(東京都三鷹市)の調査によると、障害者就業支援職の8割超が「やりがい」を実感する一方で、約9割が現場での支援の限界を経験している実態が明らかになった。同社は、支援が停滞した際に多くの支援者が「自分の力不足ではないか」と自身を責めるか、対象者に要因を求めてしまいがちだが、この二者択一の思考こそが支援の現場を疲弊させ、質の向上を阻む壁となっていると指摘している。
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調査は、社外の就労移行支援や就労継続支援A型、B型、就労定着支援などの業務に従事している110人を対象に実施。
現在の障害者就業支援業務について82.8%が「やりがいを感じている」と回答した。やりがいを感じる理由としては、「障害のある本人やご家族からの感謝の言葉を直接受け取れる」が50%で最多。次いで「社会的に意義のある仕事だと感じられる」(46%)、障害のある本人の成長や変化を間近で実感できる」(42%)などの順だった。
一方、障害者就業支援について、「支援の限界を感じた経験がある」との回答が88.1%あった。このうち、「何度もある」が41.8%、「数回ある」が33.6%で、多くの支援者が日常的に高い壁に直面していることが分かった。
支援がうまくいかなかった時の感情として、「自分の支援方法が間違っていたと感じた」が42%、「自分の経験や思いやりが足りないと感じた」が37%。
同社は「多くの支援職が問題の要因を外部環境ではなく、自分自身のスキルや資質に求めてしまう傾向がある」と指摘。その上で、支援者自身のメンタルヘルスの悪化や離職につながりかねない危うい状況であり、社会全体で対策を考えるべきだとしている。
出典元:株式会社スタートライン(https://start-line.jp/)
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