iPS細胞の再生医療2製品 来月上旬にも承認へ
厚労相「世界で初めて実用化」
上野賢一郎厚生労働相は20日の閣議後の記者会見で、iPS細胞を用いた2つの再生医療製品を早ければ3月上旬にも承認することを明らかにした。その上で、「承認されれば、山中(伸弥)教授が確立されたiPS細胞を基に日本の研究者・企業が開発した治療製品が世界で初めて実用化されることになる」とし、早期の実用化に向けて引き続き支援を行っていく考えを示した。
【関連記事】
新たに承認されるのは、▽重症心不全の治療で使用する心筋細胞シート「リハート」▽パーキンソン病患者の運動症状を改善するための細胞「アムシェプリ」-の2製品。
このうち「リハート」は、ヒト(同種)iPS細胞をシート状に加工して心臓の表面に移植する。治験では重症心不全の患者8人の全員が息切れや動悸などの症状が改善した。
「アムシェプリ」は、iPS細胞から作った細胞を患者の脳内に移植する。パーキンソン病の患者7人を対象にした治験により、一部で運動機能の改善がみられたという。
この2製品は、19日に開かれた薬事審議会(厚労相の諮問機関)の再生医療等製品・生物由来技術部会で、条件・期限付きで製造販売承認が了承された。承認期限は7年。承認後も有効性などの検証が行われる。
医療介護経営CBnewsマネジメント
【関連記事】

