文部科学省は27日、基礎研究を戦略的に推進するための6つ事業の2026年度の目標を決定した。このうち、日本医療研究開発機構(AMED)の革新的先端研究開発支援事業では、「核酸フロンティア」と題して、核酸創薬などにつながる研究領域を切り拓くことを目指すとしている。
核酸(DNAとRNA)は、遺伝情報の担い手という従来の理解を超え、生体機能制御や構造材料としての多面的な役割が明らかになってきている。また、核酸分子設計などの新技術による創薬・診断・予防技術への応用も進んでいる。
「核酸フロンティア」の事業では、達成目標として「核酸機能の探索と再定義」「多階層的システム統合と疾患機序解明」「核酸テクノロジーの進化」を掲げている。
将来的には、がんや神経疾患、感染症、希少疾患など深刻な疾患の新たな治療・診断アプローチの創出に寄与して医療ニーズの高い領域での対応力の強化などを目指す。
ほかに目標が決まったのは、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)の戦略的創造研究推進事業で、▽基礎量子科学技術研究がドライブする量子未踏領域の開拓▽持続可能社会につなげる超寿命マテリアルの創出▽デジタル時空間拡張▽拡張五感と認知▽生体環境インタラクション-の5つ。
JSTとAMEDでは、4月上旬に研究提案の公募を開始。6月以降に研究提案の選考を行い、10月以降に研究開始する予定。
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