極端な暑さ・寒さ 小児けいれんの緊急入院リスク上昇
東京科学大
東京科学大は、極端な暑さや寒さが小児のけいれんによる緊急入院リスクを高めることが明らかになったとする研究結果を公表した。極端な気温に対して子どもが特に脆弱であることが明らかとなり、気候変動が進む中、暑さ・寒さへの曝露対策や医療体制の備えの重要性を示唆する成果だとしている。
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同大医歯学総合研究科公衆衛生学分野の藤原武男教授らの研究チームは、DPCデータベースを用いて、2011年1月1日-19年12月31日に発生した 11万6,353件の小児けいれんによる緊急入院を解析した。
その結果、日平均気温の99パーセンタイルという極度の暑さでは、小児けいれんによる緊急入院の発生が1.17倍だった。また、日平均気温の1パーセンタイルに相当する極度の寒さでは、小児けいれんによる緊急入院の発生が1.22倍だった。
さらに、これらの緊急入院は極度の気温が発生してから0-1日の急性期に多く発生していることも分かった。
研究チームでは、高温と小児のけいれんを結びつける可能性のあるメカニズムとしては脱水や電解質バランスの乱れが考えられると指摘。低温と小児のけいれんを結びつけるものでは季節性のウイルス感染症が考えられるとしている。今後、気温と小児のけいれんの関連をより深く理解するため、水分摂取や 感染症の状況についても検討することが求められるとしている。
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