日本医師会の松本吉郎会長は19日の定例記者会見で、熊本地震で被災した医療機関について、現地から「水不足が一番の問題」との報告を受けていると述べた。断水している医療機関の多くは、水の供給が回復すれば通常診療に戻れる状況にあるとして、国に早期復旧に向けた対応を求める考えを示した。【渕本稔】
松本会長が9日に被災地を訪れた際、県医師会など現地の関係者からは、水道の復旧工事は進んでいるものの全面復旧には至っておらず、「断水の影響が最も大きい」との報告があったという。
松本会長は、水不足の解消に向けて関係者に対応を強く求めるとともに、厚生労働省を通じ、国にも水道の早期復旧に向けた対応を働きかける考えを示した。
日医の災害医療チーム「JMAT」については、これまでに192チーム、776人を被災地に派遣したと報告。医療支援のニーズは収束しつつあるとして、今後は特に被害の大きかった地域に活動を集中させる。合わせて全国からの派遣体制を見直し、九州地方を中心とした支援体制に再編する方針を示した。
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