政府は6月に閣議決定した「骨太方針」の中で、医療などの提供体制の適正化に向け、各都道府県が目標設定するための医療費水準の算定式を示す方針を掲げた。医療費は地域ごとでばらつきがある中、国際医療福祉大大学院で二次医療圏のデータベースづくりに携わった石川雅俊准教授は、「一人当たり医療費の高い都道府県が全国平均並みになれば、約1.5兆円削減できる」と試算する。どうすれば医療費の適正化が図れるのか、石川氏に聞いた。【松村秀士】
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