日本看護協会(日看協)によると、病院で働く正規の看護職員の時間外労働(残業)に支給された手当の時間数は月平均5.9時間で、実際の残業時間数よりも3時間少なかった。また、看護師の約4人に1人が精神的な攻撃を受けており、その相手は半数超が同じ勤務先の職員だったことも明らかになった。【松村秀士】
日看協は、2019年9月から10月にかけて、病院と有床診療所に勤務する看護職員の時間外労働や暴力・ハラスメントなどに関する実態調査を実施した。
回答した5,294人のうち、看護職員(正規雇用)の約8割が、19年7月に残業を行った。その月平均の時間は8.9時間で、40時間を超える人も一定数(1.5%)いた。
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