決定する議論の取りまとめに盛り込み、データ利活用の基本方針を新たに作る。

　医療や介護分野のデータの利活用を巡っては、ナショナルデータベースや介護保険総合データベースなど公的なデータベースに蓄積された「仮名化情報」の二次利用を促すための関連法案が今の国会に提出されている。

　それに加え、電子カルテなどの幅広い医療情報を患者の同意に依存せず、創薬や医学研究などに二次利用しやすくするための法整備や情報基盤の整備を目指す。デジタル行財政改革会議の下に設置されている検討会が大枠を具体化する。

　医療データの利活用には複数の省庁が関与しているため、政府内の役割分担を明確にする。また、2次利用できるようにすべき医療データの範囲や検討の工程（スケジュール）をデータ利活用の基本方針に盛り込む。