米の価格高騰や深刻な人材不足により苦境が続く病院給食に対し、中長期的な観点から全日本病院協会を中心に抜本的改革に動き出した。現行では病院ごとに独自で運用されている栄養基準を統一するとともに、食事の提供方法の見直しや給食現場での業務負担軽減に向けた取り組みなども進め、大幅なコスト削減を図ろうとしている。4月に病院給食の改革に向けて発足したプロジェクトチーム(PT)で、コーディネーターを務める森ヘルスケア・サポート代表取締役社長の森清司氏に話を聞いた。【渕本稔】
-PTではどのような取り組みを行うのでしょうか。
栄養基準の統一と提供方法の変革、規制緩和、世論形成、現場の意識改革の5つのテーマでの取り組みを進める予定だ。
病院給食の栄養基準については、
(残り871字 / 全1195字)
この記事は有料会員限定です。
有料会員になると続きをお読みいただけます。
【関連記事】


