19-23年度の5年間に外国人介護人材の離職者が「いる」と回答した施設は53.1%。離職者数は計336人だった。離職者を受け入れ制度別に見ると、「特定技能制度」が52.1%で最多。次いで▽「技能実習制度」(22.3%)▽「EPA」(14.3%)▽「在留資格『介護』」(11.3%)-の順だった。
離職理由は、「他職種への転職」が52.1%で最も多かった(複数回答)。ほかにも「賃金への不満」(36.3%)、「病気のため」(26.8%)などの回答が目立った。
老施協の担当者は、「他職種を選ぶ理由は明らかではないが、飲食・清掃業界に流れているケースが少なくない」としている。
一方、外国人介護人材1,177人に今の職場の良い面を複数回答で聞いたところ、「職場内のコミュニケーションが良好」が66.5%で最多だった。このほか、「悩みや不満などの相談体制が整っている」(55.7%)、「希望に合わせてシフトを組んでくれる」(52.5%)、「有給休暇が取得しやすい」(52.2%)など職場環境に関する満足度が高く、「給料が良い」(39.8%)など待遇面の回答割合は低かった。
192施設が実施している定着支援として多かったのは(複数回答)、「物品の貸与や買い物など生活に関する相談支援」(82.8%)、「住宅補助」(74.5%)などだった。
国や都道府県に求める支援を複数回答で尋ねたところ、「介護福祉士の資格取得に向けた助成金などの支援」が最も多く、51.6%を占めた。続いて、「住宅の支援」(45.3%)、「報告書の提出など事務負担の見直し」(38.5%)などを要望する回答が見られたほか、転職や転籍の制限に向けた対応を求める声も多かった。
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