【石川県立こころの病院院長、日本公的病院精神科協会会長 北村立】
強度行動障害とは、自傷・他害、こだわり、物壊し、睡眠の乱れ、異食、多動など、本人や周囲の人の暮らしに著しい影響を及ぼす行動が高頻度で起こるため、特別に配慮された支援が必要な「状態」である。
強度行動障害にはさまざまな状態像が含まれるが、強い自傷や他害、破壊などの激しい行動を示すのは重度・最重度の知的障害を伴う自閉スペクトラム症の人が多く、自閉スペクトラム症と強度行動障害は
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