地域医療構想で二次医療圏を基本として設定されている構想区域について、厚生労働省は27日、人口の少ない地域では「急性期拠点機能」を1つ確保・維持できるかの観点で点検を行う対応案を省内の検討会に示した。また、人口が20万-30万人の区域で大学病院本院がその地域より広域な三次医療圏などを対象に医療を主に提供している場合は、大学病院本院とは別に急性期拠点機能を確保できるようにする案も示し、おおむね了承された。【松村秀士】
現行の構想区域は、地域での病床の機能分化・連携を推進するため二次医療圏を基本として設定されており、構想区域ごとに地域での協議などの取り組みを進めてきた。ただ、新たな地域医療構想に関する検討会が2024年12月に公表した取りまとめでは、医療提供体制上の課題がある場合には
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