【千葉大学医学部附属病院副病院長、病院経営管理学研究センター長、ちば医経塾塾長 井上貴裕】
1. 前回の振り返り
前回は、地域の整備状況から急性期総合体制加算を取り上げ、この加算の届け出があるからといって、地域医療構想における急性期拠点機能に該当するとは必ずしも限らないことに触れた。一方で、急性期総合体制加算の届け出病院が存在しない二次医療圏が全体の37%(123医療圏)あり、それらの92%は人口20万人未満が占めていることに言及した。
本稿では、急性期総合体制加算の届け出がない地域に焦点を当て、そこにおける急性期拠点機能あるいは地域急性期機能、そして二次医療圏・構想区域の在り方について私見を交えて問題提起する。
2. 急性期総合体制加算の届け出がない二次医療圏数
図表1は急性期総合体制加算の届け出がない二次医療圏の状況だ。そのうち急性期病院Aの届け出があるのが20医療圏、急性期病院Aはないが急性期病院Bの届け出があるのが28医療圏、さらに急性期病院AとBがないが急性期一般入院料1の届け出があるのが14医療圏であることを意味するデータである。
このデータは2026年6月1日時点のものなので、
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次回配信は10月下旬を予定しています
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