中央社会保険医療協議会(中医協)で病院を代表する委員の交代をめぐり、日本病院団体協議会(議長=西澤寛俊・全日本病院協会長)は、各団体の会長らが出席する「代表者会議」を9月22日に開き、後任として誰が適任かを集中的に話し合う。
西澤議長は、8月29日の代表者会議終了後の定例記者会見で、中医協の委員交代への対応について、「次回の会議で話し合う」と述べた。関係者によると、中医協委員の交代は同日の議題には上がらなかったが、邉見氏の任期満了を迎える前に、9月22日に開く次の会議で話し合うべきだとの意見が複数あったという。
中医協委員の任命は当初、厚生労働相が関係団体に推薦を求める「推薦制」が取られていたが、中医協を舞台にした贈収賄事件が2004年に発覚したのをきっかけに廃止された。
社会保険医療協議会法では、中医協の診療側委員を選出する際、「地域医療の担い手の立場を適切に代表し得ると認められる者」の意見に配慮して、厚労相が任命することとされており、最終的に日病協などの意見を踏まえて決めるとみられる。
(残り0字 / 全555字)
この記事は有料会員限定です。
有料会員になると続きをお読みいただけます。
【関連記事】