厚生労働省は9月28日、中央社会保険医療協議会(会長=森田朗・東大大学院教授)の総会に、先進医療専門家会議で承認された不可逆な小腸不全に対する生体ドナーからの小腸部分移植など新しい技術2件を、薬事未承認薬などを使用しない「第2項先進医療」として報告し、了承された。また、未承認薬などを使用する「第3項先進医療」の技術として2件の報告があり、これらへの反対意見はなかった。
先進医療専門家会議ではこの技術について、保険導入されている既存の技術に比べて効率性や有効性が大幅に高まると評価。ただ、重い副作用や合併症が発生するケースもあるため、安全性については「問題あり」と指摘していた。
薬事法上の未承認・適応外の医薬品や医療機器を使用しない第2項先進医療の技術として、移植関連の学会による合同委員会が選定した施設で、保険適用された技術との併用を認める。将来的な保険適用も検討する。
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