この記事は2013年8月19日に「CBnewsマネジメント」で配信したものです
団塊の世代が75歳以上を迎え、日本の社会保障にとって大きな転換点となる2025年。この未曾有の超高齢社会に、次世代のマネジメント層はどのような心構えで臨むべきなのか―。新連載「2025年のリーダーたちへ」では、現在、医療界をけん引する諸先輩方にこれまでの半生を振り返ってもらい、将来へのヒントとなる視座や考え方を学ぶ。
【第1回】安達秀樹さん(京都府医師会副会長)
この企画のお話を頂いた時、正直言って、これからの医療界を担う若い方々にとって、私の来し方など何の参考になるのだろうかと思いました。特に、これと言って変わった経歴ではないからです。
強いて言えば、09年夏の政権交代に伴って、私自身にとってもまさに青天のへきれきのように、中央社会保険医療協議会(中医協)の委員に任命され、診療報酬の改定案の審議にかかわる中、自分の発言の背景にどのような過去があり、それがどのようにして形成されたのか、一度振り返ってみるのもよいと考えました。また、それが何らかの形で、読者の皆様のお役に立つかもしれないとも思い、お引き受けすることにしました。
これまでの人生を限られた字数の中で述べるのは簡単ではありませんが、しばしのお付き合いをお願いします。
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