医療法人葵鐘(きしょう)会(愛知県稲沢市)理事長の山下守は、今から約5年前にベトナムで目撃した光景が忘れられない。訪れたのは南部、メコンデルタの奥地。船で川に浮かびながら生活する人々は、当然のように、一度も超音波を当てないまま出産に挑んでいた。「道路や橋を造るより、日本式の周産期医療を普及させた方がこの国のためになる」-。山下にとってそれは強烈な印象で、その後、ベトナムへの進出を決意する一つの契機となった。葵鐘会は2016年にもベトナムに産科クリニックを開設する。=敬称略=【丸山紀一朗】
■“誰もが思い付くこと”を形にする
一見、奇抜にも思える、産科クリニックのベトナム進出。しかし、山下がたどってきた半生を振り返ると、それも決して不自然ではないと分かる。
山下の人並み外れた行動力の原点には、市民病院や大学病院での勤務医時代の経験がある。開業後につくり上げたい国内の経営モデルを、具体的に思い描いてきた。
■“誰もが思い付くこと”を形にする
一見、奇抜にも思える、産科クリニックのベトナム進出。しかし、山下がたどってきた半生を振り返ると、それも決して不自然ではないと分かる。
山下の人並み外れた行動力の原点には、市民病院や大学病院での勤務医時代の経験がある。開業後につくり上げたい国内の経営モデルを、具体的に思い描いてきた。
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