刑務所の受刑者などが受ける「矯正医療」の周知が進まない。刑務所など矯正施設の医師不足対策について、法務省の有識者検討会が今年1月にまとめた報告書には、何よりも初めに矯正医療の存在をアピールするための「広報活動の積極化」が挙がった。これに基づき法務省は全国の医学部での講義の依頼を始めたが、キャリアブレインが独自に集計したところ、講義の実施済みは9%(8月末時点)にとどまった。医学部からは今年度のカリキュラムに入れ込むのは難しいとの声が多いが、同じく医師不足にあえぐ地域の医療機関が多い中で矯正医療だけを特別扱いできないとの思いなどから、協力をためらう医学部もあるという。【丸山紀一朗】
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