
地域区分見直しの検討が進む厚労省の社会保障審議会介護給付費分科会(14年11月19日、東京都内)
地域ごとの人件費の差を介護報酬に反映させるためにある「地域区分」の仕組みを、厚生労働省は今年4月の報酬改定で見直す方針だ。報酬の基本単価が割り増されている都市部で、その上乗せ割合が引き上げられる地域がある。一方で主に地方では、現在は上乗せの設定がある複数の地域に隣接していれば一定の割り増しがあるが、見直し後は自治体が上乗せなしも選べるようにする。保険財政がひっ迫する自治体への配慮だが、事業者の収入が減る要因にもなる。【丸山紀一朗】 (残り1221字 / 全1438字)
この記事は有料会員限定です。
有料会員になると続きをお読みいただけます。
【関連記事】